習い事に通わせてご褒美をあげていませんか?【幼児の主体性を育む】

今回は4歳、5歳、またはもう少し上の年齢のお子さんを対象にしたお話です。

日本人は子育て、とりわけ乳幼児期に対する理解が十分ではないにも関わらず、習い事は大好きです。むしろ習い事に通わせることこそが子育てだと考えているかのように。

もちろん、お子さん自身が進んで「やりたい!」と目を輝かせ、習い事そのものに主体的に楽しんで取り組んでいるのであれば、それはとても素晴らしいことです。

現在、多くの保育園で幼児教育における大きなテーマは「主体性」です。主体性とは、子ども自身が「やりたい」「おもしろそう」と感じたことを、自らの意思で選び、意欲子どもの習い事と的に取り組む力のこと。大人が一方的に指示したり、与えられた活動をこなすのではなく、子どもが自ら考え、判断し、行動することを尊重する考え方に基づいています。

そして主体性は、子どもの発達において非常に重要な要素です。なぜなら、主体的な活動を通して、子どもは以下のような力を育むことができるからです。

  • 自己決定力: 自分で選択し、決める経験を重ねることで、判断力や責任感が育まれます。
  • 意欲・探求心: 興味や関心に基づいて活動することで、学ぶことの楽しさを知り、探求心が深まります。
  • 集中力・粘り強さ: 自分の選んだ活動に夢中になることで、集中力や困難を乗り越える粘り強さが養われます。
  • 自己肯定感: 自分の考えや行動が尊重される経験を通して、「自分はやれる」という自信につながります。
  • 問題解決能力: 自分で考え、試行錯誤する中で、問題に気づき、解決する力が育まれます。
  • 創造性・発想力: 枠にとらわれず自由に発想し、新しいものを生み出す力が育まれます。

つまり、「うちの子は集中力がないから、そろばんを習わせよう」「運動神経が良くなってほしいから水泳を習わせよう」といった親の考えで習い事に通わせるのは、親のエゴと言わざるを得ません。もちろん、先ほども述べたように、そこに子どもの「意思」、主体的に「通いたい!」「習いたい!」という思いがあるのなら、話は全く別です。

そして、そんな親のエゴで通わせた習い事に、さらに通っている「ご褒美」を与えてしまったら、子どもにとって習い事は「ご褒美」をもらうための手段でしかなくなります。子どもの頭の中は、習い事を「習得する」ことではなく、どうすれば「ご褒美がもらえるか」ということに意識が向いてしまうのです。

こうなってしまっては、もう親子喧嘩一直線です。「習い事に真面目に取り組んでほしい親」対「ご褒美が欲しい子ども」という構図が簡単に出来上がってしまいます。ここで言いたいのは、最初に手を出したのは「親」だということです。「ご褒美」という短絡的で、習い事とは全く違うベクトルのゴールを用意しておいて、いざゴールしてみると「違う」と言われるのです。

もともと、人間は成長する過程で「知的好奇心」というものを持っています。そこを上手く刺激してあげて、習い事を習得できることがゴールとなっていれば、そのような親子のすれ違いは起こらないはずです。

少し話は戻りますが、「ご褒美」とは、つまり子どもにとっての「刺激」です。人間は「刺激」というものにすぐに慣れてしまい、さらなる「刺激」を求めるようになります。初めはお菓子一つで済んでいたご褒美も、二つ三つと増え、おもちゃに変わり、ゲームに変わるように、欲望は雪だるまが坂道を転がり落ちるようにどんどん膨れ上がってしまうのです。

つまり何が言いたいのかといいますと、習い事は子どもと一緒に考えて取り組んでいくものである、ということです。そして、もし親がやらせたい習い事があるのなら、それに向けてどう「子どもの興味を向けさせてあげられるか」という親のアプローチの仕方が重要です。決して、「ご褒美をあげるから通って」などということはするべきではありません。

【子育てコラム】子どもはみんなジャイアン?~成長の過程と社会性を育むヒント~

 

 

「うちの子、まるでジャイアンみたいで困っちゃうんです…」

子育てをしていると、誰もが一度はそう思う瞬間があるのではないでしょうか。おもちゃの取り合い、友達への押し付け、自分の思い通りにならないと癇癪を起こす。まるで人気漫画のガキ大将「ジャイアン」のように、わがままで自己中心的に見える子どもたちの振る舞いに、頭を悩ませている親御さんは少なくありません。

しかし、ちょっと待ってください。もしかしたら、その「ジャイアン」のような振る舞いの中に、子どもたちが成長していく上で欠かせない大切な要素が隠されているのかもしれません。今回は、子どもたちが成長の過程で見せる本能的な自己主張やエネルギー、そしてそれが社会性を獲得していく上でどのような意味を持つのかについて、発達心理学の視点を交えながら考察していきたいと思います。

第一章:成長のエンジン!幼児期の自己主張という名のエネルギー

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分の欲求を言葉で伝えることができません。泣く、笑う、体を動かすといった原始的な方法で、周囲に自分の存在や要求を知らせます。成長するにつれて言葉を覚え、自我が芽生え始めると、「イヤ!」「僕の!」といった自己主張が顕著になってきます。特に幼児期は、発達心理学的に見ても、自己中心的な思考が強く現れる時期です。

ピアジェの発達段階説によれば、幼児期(2歳から7歳頃)は「前操作期」に分類されます。この時期の子どもたちは、まだ他者の視点を持つことが難しく、自分の見ている世界が全てだと考えがちです。そのため、おもちゃを独り占めしようとしたり、友達の気持ちを考えずに自分の意見を押し通したりする行動が見られます。これは、意地悪をしているのではなく、発達段階特有の認知的な特徴なのです。

また、この時期の子どもたちは、驚くほどのエネルギーに満ち溢れています。興味を持ったものに一直線に進み、自分の体を動かすことを楽しみます。この強いエネルギーは、新しいことを学び、世界を探索していくための原動力となります。しかし、そのエネルギーが未熟な自己主張と結びつくと、周囲の大人から見ると「ジャイアン」のように映ってしまうことがあるのです。

第二章:「ジャイアン」が社会性を獲得するまでの道のり

家庭という小さな社会の中で、子どもたちは初めて他者との関係性を築き、社会のルールやマナーを学び始めます。兄弟姉妹との間でのおもちゃの貸し借り、親との間で交わされる「順番だよ」「ありがとう」といった言葉。これらの日常的なやり取りを通して、子どもたちは少しずつ他者の存在を意識し、自分の行動が周りにどのような影響を与えるかを学びます。

しかし、自己中心的な思考が強い幼児期においては、これらの学びは決してスムーズではありません。自分の欲求をすぐに満たしたいという気持ちと、周りのルールや他者の気持ちとの間で葛藤が生じます。この葛藤こそが、社会性を獲得していく上で非常に重要なプロセスなのです。

ヴィゴツキーの社会文化的発達理論では、子どもは周囲の大人や仲間との相互作用を通して発達すると考えられています。親や保育者といった大人の適切なサポートや、友達との遊びを通して、子どもたちは言葉や概念、そして社会的なスキルを習得していきます。

例えば、おもちゃの取り合いになった時、頭ごなしに「ダメ!」と叱るのではなく、「〇〇ちゃんも遊びたいんだって。少しだけ貸してあげられるかな?」と声をかけることで、子どもは他者の気持ちに気づき、譲り合うという社会的な行動を学びます。また、友達とのごっこ遊びや集団遊びを通して、役割分担や協力、我慢といった社会性を身につけていくのです。

第三章:親という羅針盤~「ジャイアン」のエネルギーを社会性へと導くために

では、子どもたちの「ジャイアン」的な振る舞いに対して、親はどのように向き合えば良いのでしょうか。最も大切なことは、子どもの自己主張を頭ごなしに否定するのではなく、その背景にある成長のエネルギーを理解し、社会的な行動へと導く羅針盤となることです。

1. 共感と受容:まずは子どもの気持ちに寄り添う

子どもがわがままを言ったり、癇癪を起こしたりする時、親はつい感情的に叱ってしまいがちです。しかし、まずは子どもの気持ちに寄り添い、「〇〇したかったんだね」「うまくいかなくて悔しかったね」と共感の言葉をかけることが大切です。子どもの感情を受け止めることで、子どもは安心して自分の気持ちを表現できるようになり、次のステップへと進みやすくなります。

2. ルールと境界線を明確にする

社会には守るべきルールがあるように、家庭にもルールが必要です。「叩くのはいけない」「順番を守る」といった基本的なルールを、子どもにも分かりやすい言葉で伝え、一貫して守らせることが大切です。ルールを守ることで、他者との共存が可能になることを、子どもは体験を通して学んでいきます。

3. 具体的な代替案を示す

「ダメ!」と禁止するだけでなく、「〇〇するのはどうかな?」「次は〇〇してみようか?」といった具体的な代替案を示すことで、子どもはどのように行動すれば良いのかを理解しやすくなります。例えば、おもちゃを取りたがる子には、「順番に遊ぼうね」と声をかけ、タイマーを使って順番を可視化するなどの工夫も有効です。

4. 遊びを通した学びを大切にする

友達との遊びは、社会性を育む上で非常に重要な機会です。遊びの中で、子どもたちは協力することの楽しさ、意見の衝突を乗り越える方法、相手の気持ちを理解することの大切さなど、多くのことを学びます。親は、子どもたちが安心して遊べる環境を整え、必要に応じて適切な声かけやサポートをすることが大切です。

5. 親自身が模範となる

子どもは親の背中を見て育ちます。親が他人を思いやり、ルールを守り、社会的なマナーを守る姿を見せることは、子どもにとって何よりの教育となります。親自身が「ジャイアン」のような振る舞いをしないよう、常に意識することが大切です。

結論:長い目で見て、成長を温かくサポートしよう

子どもたちが成長の過程で見せる自己主張は、決して否定されるべきものではありません。それは、自分という存在を確立し、世界と関わっていくための大切なエネルギーです。大切なのは、そのエネルギーを社会性を身につけるための糧となるよう、親が適切な羅針盤となり、温かくサポートしていくことです。

「うちの子もジャイアンみたい…」と感じた時は、少し視点を変えて、その子の持つ無限の可能性と成長の力を信じてみてください。焦らず、一歩ずつ、子どもたちは社会性を身につけ、周りの人と協力し、尊重し合える豊かな人間へと成長していくはずです。

【ママの不安解消】乳児期の「毎日同じこと」が魔法みたいに大切なワケ

「赤ちゃんとの生活って、本当にジェットコースターみたい!」

そう感じているママ、きっとたくさんいますよね。昨日まで天使みたいに寝てくれたのに、今日は抱っこじゃないと全然ダメ。やっと慣れてきたと思ったら、また新しい悩みが…。毎日が手探りで、一体何が正解かわからなくなること、ありますよね。

でもね、そんな慌ただしい毎日の中で、実は赤ちゃんにとって、そしてママにとっても、魔法みたいに大切なことがあるんです。それが「毎日同じこと」の繰り返し、つまりルーティンなんです。

なんで「毎日同じこと」がいいの?【赤ちゃんホンネ翻訳】

生まれたばかりの赤ちゃんにとって、この世界はドキドキと不安がいっぱい。まぶしい光、聞いたことのない音、初めての肌触り…。毎日が冒険だけど、ちょっと心細いのも事実なんです。「次はどうなるんだろう?」って、いつもちょっぴり不安なんです。

そんな赤ちゃんにとって、「毎日同じ時間にミルクがくる」「お風呂の後は気持ちよく眠れる」「寝る前にはママの優しい声が聞こえる」っていう「いつもの流れ」は、まるで「大丈夫だよ」っていうママからのメッセージなんです。

「いつもの流れ」が作る安心感ってすごい!【情緒安定/発達促進】

この安心感って、ただ赤ちゃんが落ち着くだけじゃないんです。心と体の成長に、本当に大切な影響があるんですよ。

  • ぐっすり眠れる魔法: 毎日同じ時間に寝起きすると、赤ちゃんの体の中に「眠る時間だよ」「起きる時間だよ」っていうリズムができるんです。だから、夜もぐっすり眠って、すくすく大きくなれるんですね。(睡眠科学の研究でも、規則正しい睡眠リズムが成長ホルモン分泌に大切って言われているんですよ。)
  • お腹もゴキゲン: 決まった時間にミルクを飲むと、赤ちゃんのお腹もビックリしないんです。消化するリズムが整って、便秘やぐずりの軽減にも繋がるみたい。(赤ちゃんのお腹はデリケートですから、優しいリズムが大切なんです。)
  • 心の安定は成長の土台: 「次はこうなる」ってわかっていると、赤ちゃんは不安にならずに過ごせます。心が安定していると、新しいことにも安心してチャレンジできる、成長の土台ができるんです。(発達心理学では、安定した環境が心の成長に不可欠って言われているんですよ。)

ママもラクになる「いつもの流れ」の作り方【育児のコツ】

難しく考えなくて大丈夫! 今の生活の中で、ちょっと意識するだけでいいんです。

  • 朝は「おはよう」、夜は「おやすみ」: できるだけ毎日同じくらいの時間に、優しい声で挨拶してあげましょう。
  • ミルクの時間は「お決まり」で: 赤ちゃんのリズムに合わせて、だいたい同じくらいの時間にミルクをあげてみましょう。
  • お風呂は「リラックスタイム」: 毎日同じ時間にお風呂に入れると、「お風呂の後は気持ちいい」って赤ちゃんもわかってくるみたい。
  • 寝る前の「トントン」: 絵本を読んだり、子守唄を歌ったり、優しくトントンしたり… 毎日の寝る前の儀式を作ってみましょう。

大丈夫! カチコチじゃなくてOK【育児の悩み】

もちろん、毎日完璧じゃなくて大丈夫! 赤ちゃんのペースや体調、急な予定もありますよね。「今日はちょっとずれちゃったな」くらいで全然OKなんです。大切なのは、「いつもの流れがある」っていう安心感を赤ちゃんに届けることなんです。

【ママへ】「毎日同じこと」は愛情の土台【親子の絆】

「毎日同じこと」の繰り返しは、赤ちゃんに安心感を届ける、ママからの愛情表現の一つなんです。その安心感の中で、赤ちゃんは心も体もぐんぐん成長していきます。

もちろん、愛情表現はルーティンだけじゃありません。温かい抱っこ、優しい笑顔、たくさんのお話…。それらも全部、赤ちゃんにとってかけがえのない栄養です。

「毎日同じこと」を意識しながら、たくさんの愛情で赤ちゃんを包んであげてくださいね。

参考文献(より詳しく知りたいママへ)

  • ボウルビィ, J. (1969). Attachment and loss, Vol. 1: Attachment. Attachment and Loss. New York: Basic Books.
  • エインスワース, M. D. S., ブレア, M. C., ウォーターズ, E., & ウォール, S. (1978). Patterns of attachment: A psychological study of the strange situation. Hillsdale, NJ: Lawrence Erlbaum Associates.
  • カーズカドン, M. A., & デメント, W. C. (2017). Dement's variations in sleep states. John Wiley & Sons.

これらの研究は、安定した養育環境や規則正しい生活リズムが、赤ちゃんの心身の発達にとって非常に重要であることを示唆しています。

 

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【指先はスゴイ!】モンテッソーリ流、3本の指を意識するだけで賢くなる秘密

 

「手は第二の脳」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。特に、モンテッソーリ教育では、この手の役割を非常に重視しています。その考えを象徴する言葉が「3本の指は突き出した脳」です。

一見すると詩的なこの表現には、子どもの知的好奇心、探求心、そして日常生活の基礎となる能力を育む上で、親指、人差し指、中指の3本が驚くほど重要な役割を果たしているという、モンテッソーリ教育の深い洞察が込められています。

なぜ「3本の指」が「突き出した脳」なのか?【脳科学と手の関係】

この言葉は、人間の手の構造と脳の機能的なつながりに基づいています。私たちの脳、特に大脳の広い領域は、手や指の動きを精密にコントロールするために使われています。中でも、親指、人差し指、中指は、物を掴む、つまむ、触る、操作するなど、微細な運動や繊細な触覚において、他の指とは異なる特別な役割を担っています。

モンテッソーリ教育創始者であるマリア・モンテッソーリは、子どもたちがこれらの指先を意識的に使い、様々な素材に触れたり、操作したりする活動を通して、脳に直接的な刺激が送られ、知的な発達が促されると考えました。まるで、指先が外界と脳をつなぐアンテナのように機能し、新しい情報を積極的に取り込み、脳の活動を活発化させるのです。

手の発達は知性の発達と深く結びついている【モンテッソーリ教具の秘密】

モンテッソーリ教育の教室には、子どもたちが自らの意思で選び、繰り返し取り組むことができる様々な教具が用意されています。積み木を積み重ねる、小さなビーズを紐に通す、様々な形のパズルをはめ込む… これらの活動に共通しているのは、子どもたちが指先を集中して使うということです。

これらの活動を通して、子どもたちは単に手の運動能力を高めているのではありません。視覚、触覚、運動感覚といった様々な感覚を統合し、物の形、大きさ、質感、重さなどを直接体験的に学び取っています。この感覚的な経験こそが、抽象的な概念を理解するための土台となり、知的好奇心や探求心を育む原動力となるのです。

「3本の指は突き出した脳」という言葉は、知性と手の発達が互いに深く影響し合いながら成長していくという、モンテッソーリ教育の重要な視点を私たちに教えてくれます。

「3本の指」が日常生活の基礎を築く【自立への第一歩】

また、この3本の指の巧みな動きは、単に知的な活動に留まらず、日常生活を送る上での基本的なスキルを習得する上でも欠かせません。鉛筆をしっかりと握って文字を書く、お箸を上手に使って食事をする、小さなボタンを留める、服のジッパーを上げる… これらの日常的な動作は、幼児期にこの3本の指の機能を十分に発達させることによって、よりスムーズに、そして自信を持って行えるようになります。

モンテッソーリ教育では、「日常生活の練習」と呼ばれる領域があり、子どもたちは様々な日常生活に必要な動作を、特別に 用意された教具を使って繰り返し練習します。これらの活動を通して、子どもたちは自立心を育み、周囲の世界に適応していく力を養います。そして、その根底には、「3本の指」の繊細な動きが不可欠なのです。

家庭でできること:「3本の指」を育む環境づくり【親が出来るサポート】

モンテッソーリ教育の考え方は、特別な教具がなければ実践できないものではありません。家庭の中でも、ちょっとした工夫で子どもたちの「3本の指」を育む環境を作ることができます。

  • 様々な素材に触れる機会を作る: 木、布、紙、粘土、水など、多様な質感の素材に触れる遊びを取り入れましょう。【知育遊び 素材】
  • 指先を使うおもちゃを取り入れる: 積み木、パズル、ビーズ通し、紐通し、お絵描き、折り紙など、指先を集中して使うおもちゃを用意しましょう。
  • 日常生活の動作を意識的に行う: 服の着脱、ボタン留め、食事の準備など、日常生活の動作を、子ども自身が意識的に行う機会を与えましょう。最初は時間がかかっても、温かく見守ることが大切です。
  • 自然に触れる機会を作る: 公園で砂や泥に触れたり、葉っぱや小石を拾ったりする経験も、豊かな感覚体験となり、「3本の指」の発達を促します。

「3本の指」を意識することで、子どもの才能は開花する【モンテッソーリ教育の効果】

「3本の指は突き出した脳」という言葉は、私たちが子どもの手の発達を単なる運動能力の向上として捉えるのではなく、知性や自立心と深く結びついた、人間にとって根源的な能力の発達として捉えるべきであることを教えてくれます。

日々の生活の中で、少し意識して子どもたちの手の動きを観察してみてください。小さな指先が、 周りの世界 を懸命に理解しようとしている姿に、きっと新たな発見があるはずです。そして、その小さな「突き出した脳」を育むために、私たちができることはたくさんあるのです。

モンテッソーリ教育の এই 深い考え方を理解し、日々の育児に取り入れることで、子どもたちの秘めたる才能は、きっと大きく開花していくでしょう。

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【もう一人で悩まないで!】子育ての不安が笑顔に変わる魔法のヒント集~現役保育士が徹底解説~

「うちの子、全然言うことを聞いてくれない…」「離乳食、何を作ったらいいの?」「夜泣きがひどくて、私も寝不足で限界…」

子育ては、喜びと感動に満ち溢れている一方で、予期せぬ悩みや不安が押し寄せる毎日でもありますよね。特に、初めての育児に奮闘しているママ・パパや、お子さんの成長段階が変わるごとに新たな課題に直面している方もいるのではないでしょうか。

「誰かに相談したいけど、周りに気軽に話せる人がいない…」「インターネットの情報はたくさんありすぎて、何が正しいか分からない…」

そんな悩みを抱えているあなたへ。このブログでは、現役保育士として10年以上、多くの子どもたちの成長を見守ってきた私が、日々の保育現場で得た知識と経験に基づき、子育ての不安が少しでも軽くなり、笑顔で向き合えるような魔法のヒントをたっぷりお届けします。

なぜ子育てに悩みはつきもの?~発達心理学からの 視点

子育てに悩むのは、決してあなただけではありません。それは、お子さんの成長が常に変化していく 過程 であり、予測不可能な出来事が起こりうる 自然な ことだからです。

発達心理学的に見ても、お子さんの心と体は 急速に 成長しており、その それぞれの 段階で新たな 特徴 や課題が現れます。例えば、0歳児の 感情的な 不安定さ。生まれたばかりの赤ちゃんは、生理的な欲求が満たされないと泣くことでしかコミュニケーションを取ることができません。この時期の親は、なぜ泣いているのか理解できず、不安になることも多いでしょう。2歳児のいわゆる「イヤイヤ期」は、自我が芽生え始め、「自分でやりたい」という気持ちと、まだ上手にできないこととのギャップから生じます。親としては、時間がない時や公共の場で激しく抵抗されると、どう対応していいか困惑してしまいます。3歳児以降の 社会的な 発達に伴う 衝突 は、友達との関わりの中で、自分の思い通りにならない経験を通して起こります。「貸して」「いやだ」といった簡単なやり取りの中にも、子どもの社会性を育むための重要な学びが含まれていますが、親としては仲裁に苦労することもあるでしょう。成長の 段階 ごとに親が直面する悩みも変化していくのです。

だからこそ、「うちの子だけがおかしいのかな?」と一人で悩まず、お子さんの発達段階を理解し、それぞれの時期に合った関わり方を学ぶことが、子育ての悩みを 理にかなって 解決する第一歩となります。

【子育ての悩み解決ヒント集①】年齢別!よくある困りごとと 今日 からできる 理にかなった 対処法

ここでは、年齢別によくある子育ての困りごとと、現役保育士が実践している 理にかなった 対処法を 具体的 にご紹介します。

● 0歳~1歳: 新生児 からよちよち歩き期

  • 悩み: 夜泣きがひどくて寝不足…、母乳やミルクを飲んでくれない…、離乳食が進まない…
  • 理にかなった対処法:
    • 夜泣き: 寝る前の環境を整える( 室内の 温度、 照明 、静けさなど)、 親の 落ち着きを伝える( 優しい声で話しかける、優しく抱きしめるなど)、生活リズムを整える( 昼寝 の時間、授乳の時間、就寝時間などを一定にする)。赤ちゃん自身の個性もありますが、安心できる環境づくりが大切です。もし、あまりにも夜泣きが続く場合は、医師に相談することも検討しましょう。
    • 授乳: 無理強いしない、 時間 を決めて ** 提案 ** する(3時間おきなど、 赤ちゃん のリズムに合わせる)、哺乳瓶の乳首を変えてみる(流量が合っていない可能性も)、環境を変えてみる(静かな場所で授乳するなど)。母乳やミルクの飲みが悪く、体重が増えないなどの心配がある場合は、専門家(助産師、医師)に相談しましょう。
    • 離乳食: 最初は少量から(スプーンひとさじから)、 ** 赤ちゃん ** のペースに合わせて進める、色々な食材に触れさせる( 野菜 、果物、タンパク質など)、 味付け最小限 に(素材そのものの味を大切に)。 五感 を使いながら、食べる 楽しみ を伝えていきましょう。もし、アレルギーが心配な場合は、少量ずつ試しながら進め、何か 反応 が出た場合はすぐに医師に相談してください。

● 2歳~3歳:イヤイヤ期、自己主張 **始まり** 期

  • 悩み: 何でも「イヤ!」と言う…、癇癪(かんしゃく)がひどい…、友達と ** おもちゃ ** の取り合いになる…
  • 理にかなった対処法:
    • イヤイヤ期: 子どもの気持ちを受け止める («〇〇したくないんだね»)、 代替案 を提示する («〇〇か〇〇、どっちがいい?»)、 時間 を区切って伝える («あと5分したら〇〇しようね»)。 親の 根気強さ が大切です。例えば、着替えを嫌がる 赤ちゃん に「お洋服着ようね」と一方的に言うのではなく、「赤いシャツと青いシャツ、どっちがいい?」と選択肢を与えることで、 赤ちゃん は自分で選んだという満足感を得やすくなります。
    • 癇癪: 安全な場所で見守る( 自傷行為 に繋がらないように)、落ち着くまで そばに いる( 身体的な 接触 や 優しい声かけで安心させる)、落ち着いてから 赤ちゃん の気持ちを聞く («どうしてそんなに怒っていたの?»)。感情的に叱らず、 冷静 に対応しましょう。癇癪が頻繁に起こり、 長く 続く場合は、専門機関への相談も検討しましょう。
    • ** おもちゃ ** の取り合い:** **最初** は 並行遊び を促す(同じ空間で別々の遊びをする)、順番を守ることを教える («〇〇ちゃんの番が終わったら、次は〇〇ちゃんの番だからね»)、 社会的な ルールを少しずつ伝えていきましょう。 おもちゃ を譲れない 赤ちゃん に無理やり取り上げるのではなく、「〇〇ちゃんが少し使ったら、次は〇〇ちゃんの番だからね」と、 赤ちゃん が納得できるような言葉で伝えることが大切です。

● 4歳~5歳: 社会的な 認識 期、 自己制御 訓練 期

  • 悩み: 友達とのトラブルが多い…、 **ルール** を守れない…、集中力が続かない…
  • 理にかなった対処法:
    • 友達とのトラブル: まずは 話を聞く(一方的に叱るのではなく、それぞれの言い分を聞く)、感情的にならずに 状況 を整理する(何が原因でトラブルになったのかを 子ども 自身が理解できるように促す)、 子ども 自身に解決策を考えさせる («どうしたら仲良く遊べるかな?»)。 親の はアドバイザーとしてサポートしましょう。 解決策 が見つからない場合は、 親 が 代替案 を提示するのも有効です。
    • ** ルール ** を守れない:** なぜ ** ルール** が必要なのかを 説明 する(交通ルール、 公共の 場所でのルールなど、具体的な例を挙げて説明する)、具体的な例を挙げて教える(「ここでは走らないで、歩こうね」など)、できた時には褒める(「ルールを守れて偉かったね」と 具体的に 褒める)。 親の がルールを守る姿を見せることも大切です。 子ども は 親の の行動をよく見ています。
    • 集中力: 子ども の興味のあることから始める(遊びや絵本など、 子ども が夢中になれることから)、 時間 を区切って取り組む(タイマーを使って 短い 時間から始める)、集中できる環境を作る( 周り に気を散らすものがないようにする)。遊びを通して集中力を養うのも効果的です。例えば、積み木で 特定の ものを作る、絵本を最後まで聞くなど、 子ども が達成感を得られるような活動を取り入れると良いでしょう。

【子育ての悩み解決ヒント集②】 インターネット 情報に惑わされない! 理にかなった 情報の選び方と活用術

インターネット上には、子育てに関する情報が溢れていますが、その全てが 正しい とは限りません。情報過多の 現代の 社会で、 理にかなって 情報を選択し、活用するためのヒントをご紹介します。

  • 発信元の信頼性を確認する: 公的機関(厚生労働省自治体の育児支援サイトなど)、専門家(医師、保育士、心理士など)が運営しているサイトや、 科学的な 根拠に基づいた情報を参考にしましょう。個人のブログやSNSの情報は、あくまで参考程度にとどめましょう。
  • 複数の情報を比較検討する: 一つの情報だけを鵜呑みにせず、複数の情報源を 比較 し、総合的に判断することが大切です。同じテーマについて、複数の専門家の意見を比較してみるのも良いでしょう。
  • 鵜呑みにせず、 ** 批判的に ** 考える: 情報が自分の子どもの状況に合っているか、偏った意見ではないかなど、 ** 批判的に ** な視点を持つようにしましょう。「〇〇だから絶対に正しい」という情報には注意が必要です。
  • 専門家への相談も検討する: インターネット 情報だけでは不安な場合や、 ** 個別的な ** アドバイスが必要な場合は、遠慮なく専門家(医師、保育士、子育て支援センターなど)に相談しましょう。地域の子育て支援センターでは、育児相談を 無料 で行っている場合もあります。
  • SNS の情報は参考程度に: 個人の 経験 や 感想 は参考になることもありますが、科学的な根拠に基づいているとは限りません。あくまで 一つの 意見として捉え、鵜呑みにしないようにしましょう。

【子育ての悩み解決ヒント集③】 親の 心のケアも忘れずに~笑顔のママ・パパが 最高の ギフト~

子育ては、 ** 子ども** だけでなく、 親の 心身にも大きな負担がかかります。「なかなか自分の時間が取れない」「睡眠不足が 常に 」「 感情的な 起伏が激しい…」と感じている方もいるのではないでしょうか。

親の 心の健康は、 ** 子ども ** の 感情的な 安定に 直接 影響を与えます。だからこそ、子育ての悩みと向き合うのと同じくらい、自分の心のケアも大切にしてください。

  • ** 意識的に ** 休息 時間 を取る:** 短時間でも良いので、一人になれる時間を作りましょう。趣味に没頭したり、 ** ただ ** リラックスしたりするだけでも心が 再起動 されます。例えば、 赤ちゃん が昼寝をしている時間に、自分も少し 休む 、 好きな 音楽を聴く、 温かい お風呂に入るなど、自分にとって心地よい 時間 を 意識的に 作りましょう。
  • 家族や友人に頼る:** 遠慮せずに、パートナーや家族、信頼できる友人に 助け を求めましょう。話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることがあります。また、同じように子育てに奮闘しているママ友やパパ友と交流することも、心の支えになります。
  • 地域の子育て支援サービスを活用する:** 子育て支援センターや一時預かりサービスなど、 地域 のリソースを積極的に活用しましょう。一時預かりサービスを利用して、 短い 時間でも自分のための 時間 を作ることは、リフレッシュに繋がります。
  • 完璧主義を手放す:** 「〇〇すべき」「〇〇でなければならない」という 理想的な 親の 像を追い求めるのではなく、「まあ、いっか」という気持ちを持つことも大切です。子育てに完璧はありません。時にはうまくいかないことだってあります。自分を責めすぎず、ありのままの自分を受け入れることが大切です。
  • 自分を褒める ** 時間 ** を作る:** 今日できたこと、 ** 子ども** の成長を感じたことなど、ささいなことでも良いので、自分自身を ** 意識的に ** 褒めてあげましょう。「今日も一日頑張ったね」「 ** 子ども ** がこんなことができるようになったんだ、すごいな」と、自分の頑張りや ** 赤ちゃん ** の成長を認めることで、自己肯定感が高まります。

まとめ~一人で悩まず、笑顔で子育ての旅を楽しもう~

子育ての悩みは尽きないものですが、決して一人で抱え込まないでください。 インターネット 上には、 このブログ のように、あなたの ** そばに ** 寄り添い、 理にかなった 情報や ** 現実的な ** 解決策を提供する 場所 がたくさんあります。

そして何よりも大切なのは、 ** 子ども ** の笑顔を信じ、 親の 自身も笑顔で子育てを楽しむことです。時には ** 困難な ** こともあるかもしれませんが、その ** 困難さ ** の中に、 ** 子ども ** の成長という ** かけがえのない ** 喜びが 隠れて います。

さあ、今日から 少しでも 良いので、ご紹介したヒントを実践してみてください。あなたの心が少しでも軽くなり、 ** 子ども ** との笑顔あふれる毎日が送れることを、心から願っています。

 

 

【子育ての悩み】背中スイッチ対策!トッポチーノで赤ちゃんもぐっすり安眠

子育てをしていると必ずぶつかる壁、「寝かしつけ」。特に、抱っこやおんぶでやっと寝た赤ちゃんを布団に置くと泣き出してしまう「背中スイッチ」は、多くの親御さんの共通の悩みではないでしょうか。
この記事では、そんな背中スイッチの原因と、効果的な対策として注目のアイテム「トッポチーノ」について詳しく解説します。


なぜ?背中スイッチが起こる2つの原因
せっかく寝かしつけた赤ちゃんが、布団に降ろした瞬間に泣き出すのはなぜでしょう?主な原因は「においの変化」「刺激」の2つと考えられます。


1. 安心できるにおいからの変化
抱っこやおんぶで寝ていた赤ちゃんは、常に親御さんの温もりと安心できるにおいに包まれています。布団に置かれることで、これらの心地よい環境から離れてしまい、その変化に敏感に反応して目を覚ましてしまうのです。


2. 背中に伝わる刺激の変化
抱っこやおんぶの状態から、平らな布団に置かれることで、赤ちゃんの背中に伝わる刺激が大きく変わります。この変化が、まるでスイッチのように赤ちゃんの覚醒を促してしまうのです。


背中スイッチ対策の救世主!トッポチーノとは?
そこでおすすめしたいのが、イタリア語で「小さなまくら」を意味する「トッポチーノ」です。
トッポチーノを使った寝かしつけ方法
* トッポチーノの上に赤ちゃんを乗せたまま抱っこで寝かしつけます。
* 赤ちゃんが眠ったら、トッポチーノごとそーっと布団に降ろします。
この方法なら、赤ちゃんは背中に感じる刺激の変化を最小限に抑えられ、安心して眠り続けることができます。


におい対策も万全!トッポチーノの効果的な使い方
トッポチーノには、におい対策としても大きな効果が期待できます。普段寝かしつけをする親御さんのにおいをトッポチーノにしっかりと染み込ませておきましょう。
理想は、妊娠中からトッポチーノを親御さんの枕として使用し、生まれたときからそのにおいに包まれて眠らせることです。既にお子さんが生まれている場合でも、毎日トッポチーノを使用することで、徐々に親御さんのにおいが移り、赤ちゃんも安心して眠れるようになるでしょう。


まとめ|トッポチーノで快適な寝かしつけを
背中スイッチは、多くの親御さんを悩ませる育児の課題ですが、トッポチーノを活用することで、においの変化と刺激という2つの主要な原因に効果的にアプローチできます。
すぐに効果が出るわけではありませんが、継続して使用することで、赤ちゃんの睡眠は徐々に安定していくはずです。
この記事が、背中スイッチに悩む親御さんの少しでもお役に立ち、赤ちゃんも親御さんも穏やかな睡眠時間を過ごせるようになることを心から願っています。

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子どもと遊ぶのが苦手な大人

 


子育てにおいて頑張りすぎは禁物です。

「頑張れ」という言葉は保育園でも使いません。

小さな子どもが生きていくために「頑張らないと」いけないことなどありません。

子育ても同じです。

「 子どものために!」と親の思いのみが先行してしまったり、親が頑張りすぎてしまったり、、、

お母さんお父さんが倒れてしまっては、元も子もありません。

しかし子育てにおいて正しい知識を身につけることは悪くありません。

正しい知識を持った上で、妥協するところは妥協して、お母さん、お父さん、お子さん、みんなが無理のない範囲で楽しんで子育てをしてくださいね。

 

今回、お伝えしたいお話は「子どもと遊ぶのが苦手な大人」についてです。

 

子どもと遊ぶのが苦手な大人の方は一定数おられます。

子どもと遊ぶことが好きな人、得意な人がいるのでその逆がいても不思議ではありません。

 

他人の子どもなら一日中お世話をすることもそうそうある事ではないので、なんとなく過ごしていればいいですが、自分の子どもとなると嫌でも、苦手でも、毎日お世話をしなければいけません。

「子どもとどう遊んだらいいの?」

「しゃべれない子どもになんて声をかけるの?」

「ずっと無言で見とけばいいの?」

そんな方におすすめしたい子どもとの関わり方は、ずばり「実況中継」です。

 

手をぐっぱぐっぱしている赤ちゃんなら

「グーパーグーパーしてるねー」

お花を見ていたら

「お花だねー」

メリーを見ていたら

「メリーが回ってるねー」

積み木を積んでいたら

「積み木積んでるねー」

 

別に適当にあしらっているわけではありません。

これは保育士でも行っていることなのです。

自分が今「何」をしているのか、この「何」はなんていうのか。

行動と言葉が結びつく。そして、同じものを見ているんだな、と子どもは安心するのです。

 

細かなポイントとしては、例で挙げたような、オウム返しのように言っている言葉には大人の感情が入っていません。

ただただ見たままの状況を言葉にしています。

ここになぜ感情が入っていなのかというと、例えば子どもがお花を見ていた時、大人は思わず「きれいねー」なんて言いがちですが、本当に「お花がきれい」と思って子どもはお花をみているのでしょうか。

 

「風で揺れているから見ているだけ」

「お花についた朝露を見ていただけ」

「虫がいたから見ていただけ」

 

お花を見ている理由は、子どもの数だけ存在するのです。

「お花がきれいね」と言ってしまうと、子どもとしては、「同じものを見てくれているんだな」とは感じづらいかもしれません。

 

なので、子どもがしている動作をただ「実況中継」してあげればよいのです。

子どもがどんどん喋れるようになるとその先の

「お花のここに虫がいるよ」

「積み木でパトカー作ってるんだ」

と子ども側からアクションが生まれててきます。

そしたらまた、遊びの幅も声をかける幅も広がっていくことでしょう。

 

実況中継、ぜひ試してみてください。