お箸の練習にエジソン箸を使ってはいけない
2歳~4歳くらいの間でしょうか。
スプーンからお箸に移行しようとしたときに、エジソン箸を取り入れてお箸に移行しようとする方がおられると思いますが、結論としましてはエジソン箸を取り入れてからのお箸の移行は全くもっておすすめできません。
今回はその理由についてお伝えしたいなと思います。
そもそもエジソン箸とは
「できた!」に一番近い箸
2003年から多くの方に利用されているロングセラー商品「エジソンのお箸」シリーズ。できた喜びが自分から”食べる”気持ちを育み、自然とお箸を使う感覚が身に着けることができます。「はじめて」から「おとな」まで、ずっと使えるエジソンのお箸。お子様だけでなく、介護のシーンでも活躍しています。

EDISONmamaというブランドから発売されているお箸のような商品です。
特徴としては、お箸のお尻側がくっついていること、指が3本入る輪がついていることの2点です。
この工夫がされていることで、お箸を使っているような見た目でご飯を食べることができる商品です。
なぜエジソン箸は使ってはいけないのか
一見すると子どものお箸の練習にはもってこいのような見た目をしていますが、お箸の「練習」という意味では全くの筋道違いです。
勘のいい人はEDISONmamaの引用文章で気が付いているかもしれませんが、説明文の中にはどこにも「お箸の練習に良い」とは書かれていません。
書いてあるポイントとしては「食べる気持ちを育む」という所でしょう。
もし、使っている人が「食べる気持ちを育む」ために使っているのであれば、使うなとまでは言いません。(それなら手掴みやスプーンでよい気もしますが)
しかし、そこに少しでもこれを使うことで「お箸が上手になれば」と思っているのなら今すぐ使うのをやめることをお勧めします。
なぜならこの商品はいわば「トング」のようなものです。
3つの輪に指を入れて、3本の指でつまむ、開くの動作をしています。
では、今度はトングでつまむ動作を思い出してみてください。
非常に近い指の動きをしていることがわかると思います。
いくらトングの練習をしたところで、お箸を使う指の動きとは全くの違う動かし方をするのでいつまでたってもお箸に慣れることはできません。
むしろ、子どもは「これがお箸の使い方」と思ってしまうので、本当のお箸を持った時に混乱し、軌道修正することに手間取るので余計な苦労をしなければいけません。
上記の理由より、「お箸のための練習」という意味ではエジソン箸が使うべきではないということがわかったと思います。
お箸の練習はどのようにしたらよいのか
では、お箸の練習のためにはどのような方法がよいのでしょうか。
それは、スプーンをしっかり使うことです。
「使う」と言っても、ただ持たせて食べていたらいつの間にかお箸が持てるようになっている。ということではありません。
スプーンにはスプーンの持ち方の順序というものがあります。
それは
上手持ち→下手持ち→三指持ち
の順序を守りしっかり使うことです。
そしてお箸の移行にはこの三指持ちというところをしっかりと見て、持てるようになっていることを確認してから移行してください。
本当にスプーンの三指持ちができているのなら、お箸の移行は驚くほどスムーズなはずです。
お箸は焦らないでください
お箸への移行は焦らないでください。
保育士が指導案を作るために読む参考書の中にも「4歳からお箸が持てるようになる子がいる」
全員が持てるわけではありません。「持てるようになる子がでてくる」のです。
4歳児というのは年中のクラスのことです。
そして5歳児の参考書の中には「お箸が上手に持てるようになる」
若干ニュアンスがありますが、必ず5歳で上手に持てるわけではありません。上手になっている最中なのです。
なので、「うちの子は器用だから」「渡したら持てちゃった」と2歳3歳でお箸は与えなくても大丈夫です。
むしろお箸を本当に美しく持つための準備期間なわけですから、しっかりとスプーンでの三指持ちを極めてください。
長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
少しでもみなさんの子育てのお役に立てたら幸いです。